3月11日を前に

2024年3月8日

皆様こんにちは。
NHK朝ドラ「ブギウギ」を毎朝通勤時にみている佐藤です。
3月7日㈭の(第110回)をご覧になり涙をされた方も多くいたのではないでしょうか?
え?みてない?

ブギウギのスタートから観ている佐藤は
梅吉(祖父)と愛子(孫)、、、梅吉(父親)と鈴子(娘)、、、
朝のほんの数分のシーンで、、、涙でした(´;ω;`)ウゥゥ
幸いにもその日は早く駐車場へついていたので運転には支障はきたしませんでしたが。
そして梅吉役の柳葉敏郎さんが役にピッタリ過ぎます。

さて早いもので3月です。私にとって3月といえは3.11。
この日は生まれ育った故郷が原発事故で住めなくなった日です。
13年が経つと心境にも変化があり、10年経った頃からは色々と受け入れる事が多くなりました。実際周辺の地域には行けるようになっており希望も見えてきました。

早いもので長女も4月から中学生になり、小さな頃から年に数回ではありますが福島の実家に行ってたことで震災や原発に限らず、福島のニュースが出ると興味をもってくれております。
TVで原発周辺の映像が流れたり、今の実家のあるいわき市に帰る途中で高速道路上からですが私が育った大熊町を通過する時など
「パパはここに住んでたのでしょ?」ときかれると、
本当は私が子供の頃に過ごしていた家や小学校、公園などに一緒に行ったりして、
大熊町のド田舎の環境と今住んでいる秋田市の違いを体感してもらい、
それぞれの良し悪しを感じてもらえたらよかったなぁと思うこともありますが。

そんな中、嬉しいニュースがありました。
母校の熊町小学校で、先月3日間だけ当時児童だった方々などに開放され、自分のランドセルなど私物を取りに小学校へ入れる機会があったとのことでした。
思い出沢山の忘れ物ですね。

 


13年も経てばタイムカプセルのようにも思えるし、
校舎の中も当時のままだと思うと13年前の
あの日あの時あの場所で君に出会えなかったら~♪
とタイムスリップしたかの様に感じたかもしれませんね。

私もですが、地元が無くなってしまい、皆遠方にバラバラになってしまっているので、
実家に帰ったところで小中高の同級生や先輩後輩にばったり会うという機会はありません。
そんな中、当時のクラスメイトや友達、その親や先生方に久々に会えたことは本当に嬉しかったことと思います。

私は、教室の廊下側にある内窓をみて当時の事を思い出してしまいました。
そしてこの小学校は震災の記録として保存される働きがあるようです。
私の実家も含め周辺が中間貯蔵施設になり当時の面影が無くなっている中、
少しでも思い出の場所が残れば本当に嬉しいことです。
当然私もいつか母校に行ってみたいです。

そしていつか帰還できる日を気長に待ちたいと思います。